カジノゴッズ

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 今、彼らに近付こうとしている自分たちがいる

「ごめんねぇー、みんなぁーっ」 息を切らしながら椎名教師が駆けて来た

みんなの冷ややかな視線に気付くこともなく、息を切らしながらすぐにドアに鍵を差し込むとそれを回し、カチっと音が鳴ると笑顔でノブを回した

「さぁっ、開いたぁーっ」 みんなの気持ちもそっちのけで、彼女はためらいなくドアを開けた

一瞬、何かカビ臭いような空気を感じたが、それも束の間

 それぞれ、少し部室に近寄って中を覗き込んだ

 散乱した紙の束

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ホコリをかぶった段ボール

捲られることのなかったカレンダー

古い型のパソコン

何もかもが、二年前のまま――

 みんな、立ち尽くしたまま動けなかった